わたしのしかばねをこえてゆけ
Over My Dead Body

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サタミシュウ

サタミシュウ新作 5作品め「恋するおもちゃ」。
>>サタミシュウ前4作品に関しての記事

夏に、ご主人様が私に買い与えて下さったもの。
とても楽しみで大事に大事に読み進めていたら、読み終えるのが冬になってしまった。

というのも、私は奴隷としてまだまだ未熟で無知なため、ご主人様に会える日の前日に少しだけ読んで、ご主人様にとって最高の奴隷で居られるようバイブルというかシナリオのようなツールで使用していたから。

半分ほど読み終えたタイミングである出来事が起き、それからこの本を手に取ることはなかったが、昨日東京までの電車内で読み終え、そして今日東京から帰るグリーン車で何度も読み返した。



恋するおもちゃ

恋するおもちゃ


私にとって4作品めの「はやくいって」は衝撃的だった。

そしてこの「恋するおもちゃ」はその時以上の衝撃で、とても心に何かが残り、何かが生まれた作品であった。

今までの作品は「SとMの『非現実的』『非一般的』なSEX」を語り、ご主人様と奴隷の関係・ありかた・その哲学を見せられていたように思う。
その世界観はとても刺激的で明らかに「普通」ではなかったけど、その頃の私とパートナーにとってはとても自然なカタチに受け入れられたし、自然とそのカタチに納まっていった。

でも、私たちは前4作品のような「シビアな縛り」というのが行為中にしかなく、それ以外の時間は恋人のようにいろんな話をしたり二人で笑い合ったりできていた。
それが私には「ただの奴隷ではない、それ以上の存在」と思えて、とてもとても幸せだった。

その私たちの関係が、今回の「恋するおもちゃ」で登場するご主人様と明子(メイコ)の世界にとても良く似ていて、妙に感情移入してしまった。

ご主人様は明子と旅行に行き、その帰りの新幹線で宇都宮→大宮間のトイレで自慰行為をビデオカメラにおさめるよう明子に命令する。大宮を過ぎて明子が座席に戻ったときにはご主人様はもういない。明子が東京駅で降りると改札には夫が待っていた。

一穴主義のご主人様が明子を大事に大事にしていた様子がとてもよく理解できたし、明子をトイレへ行かせる前のご主人様の最後の行動は本当に胸が締め付けられた。

涙がずっと止まらなかった。

やっぱりご主人様と奴隷との関係は続かないんだ、という絶望感。
その直後、まさかのハッピーエンド。

「恋するおもちゃ」は怖いくらい現実味を帯びていて、私には思い出すだけで胸が痛くなる作品となった。





いま、私は奴隷ではありません。
ご主人様に捨てられました。
それは当然のことだと思います。
奴隷の分際でご主人様に恋してしまい、ご主人様に自分だけを大事にしてほしかったのです。
ただの我侭で、醜い嫉妬で、保身のあまりご主人様を傷付けてしまいました。
私は奴隷として未熟なばかりか、女として、人間として、最低です。
でもひとつだけ、ご主人様がご存知ない、私に誇れることがひとつだけ、あります。
ご主人様の最後の命令を守りました。
ご主人様との最後だった日、頭が悪いバカな年下彼氏と縁を切りました。
あの日に私は奴隷として終わり、同時に全てのしがらみをクリアにして、人生の再スタートを切れたように思います。
ご主人様が教えてくださったたくさんのことは、今の私の全てを形作っています。
「いい女だ」「綺麗だ」「可愛い」など言われても、それは全てご主人様との生活があったからです。
私にはいま新しい彼ができました。
おそらく何年後かにはその人を夫とし子供を産み「普通の」家庭を築くと思います。
私が欲しかったもの全てを手に入れたその状況でさえ、私は心からご主人様を欲していることと思います。
きっと死ぬまで、ご主人様を欲して、この人生を終わるのでしょうね。
できることなら、百花のようにご主人様とこの人生を添い遂げたかったです。
私が私でいる限り、それは不可能だと身に染みております。
だからずっと心の中でご主人様にお願いします。
「ワタシをお嫁さんにしてください。」










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