わたしのしかばねをこえてゆけ
Over My Dead Body

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あがり症 克服

私は極度のあがり症です。

朝っぱらからこんな話題です。なんか、ふと思い出したので。


あがり症の症状がひどく出始めたのは中学2年くらいだと思います。

授業で教科書を読まされる度に死にたくなった。
2行めくらいまでは何とか平常を装えるのだが、それから後はもう無理。

膝が笑ってしまい、手と声があからさまに震える。

せめて座って読ませてくれと何度願ったことか。

このタイミングでしゃっくりが止まらなくなってくれ、とか。
なにかアクシデントが起きてくれ、とか。


私は氏名の関係で出席番号が6番になることが多く、なぜかよく指された。
(本読みをさせるとき、教師が「今日は●●日だから2で割って…」とかよくやりますよね?)

教師は私が震えるのを知っていて無理矢理6番を指名したりしていた。

別にいじめられていたわけでもなく、成績は学年上位だったしむしろ気に入られていたはずなんだけど。


なぜ生徒にわざわざ立たせて音読させるのか本当に不思議だった。

そんなことをしても生徒の頭に入りやすくなるはずもなく、時間の無駄でしかないと思った。



そして高校入学。

高校にもなれば読まされることもないだろう、と思ったが、確か物理かなにかの教科だけ読ませる方式だった。

正直、死ねと思った。

そしたらある日、その物理の教師が授業前にこう言った。

「先日、私のところに手紙が届いた。
授業中に教科書を生徒に読ませないでほしい、という内容だった。」


私が出したのではなかった。

まさか同じ気持ちの人間がいて、しかも教師に抗議とは。

なんか、少し、心強かった。

でもやっぱりその教師は本読みをさせた。

私は高校へ行かなくなった。

出席日数は絶対に足りてない状況だったが、進学校ゆえに留年は出せないのか、卒業できた。



法学部に進みたかったが、「模擬裁判」があることを知り、断念した。



そして美術系の短大へ進学した。

ひとつの学科で本読みをさせようとしたので風邪だと言い張り逃れた。
それ以来その授業を受けるのをやめた。



といった具合に逃げて逃げて逃げまくってきた。

あんなツライめにはもう二度と合いたくない。
もう人から笑われたくない。
みじめな思いはしたくない。



そして社会人。

私はデザイナーになった。

わかってはいたが、当然ながら「プレゼンテーション」なるものがある。

自分の企画・提案を取引先で説明をしなければならない。
しかもデザインコンペなので社運がデザイナーに任されているような会社だった。

失敗したくない一心で、私はここで初めて「治療」に向かう。


セラピーのようなものを受けた。

毎回呪文(?)のようなものを聞いて、状況を「楽しむ」ことを擦りこむというものだった。


このセラピーを受けて重要な事実に気付いた。
私があがり症になった原因。トラウマの原点だ。

おそらく、小学校5年生のときの授業参観に生徒全員で国語の教科書に載っていた物語を読んだ、その時だ。

私は最後の1行を担当していた。
その言葉は「訛り」のある言葉で終わる文章だった。

いまでも忘れない。
「いるべもの。」

練習で読む度に笑う女の子がいた。

たぶん、それが全ての発端だと。



プレゼンでは幸い、カンペを見ながら話してOKだったので何とか乗り切れた。

ここで少し思ったのは、教科書とかの決まった文章を決まったリズムで読むと緊張し、決まった文章であっても自分の考えた文章を自分のペースで話すことができるならさほど緊張はしないのかもしれない、と気付いた。


驚いたことに、プレゼンを7,8回重ねた頃、私は全く緊張をしなくなった。
むしろ緊張しなさすぎてダメだったかもしれない、というほどに。
カンペさえ必要なくなり、キーワードだけ頭に入っていればスラスラと言葉が出てきていた。

緊張は「慣れ」で克服できるものなのだろうか。



それから今まで、大勢の前で本を立って読まされる、という状況に至っていないため、克服できたかはわからない。

たぶん中学と全く同じ状況になると思う。

それが怖くて、せっかく親友が結婚式のスピーチを依頼してくれたのに断わった。
是非、その門出に伝えたいことがあったけど、恥をかかせることになると思うと断わるしかなかった。



少しあがり症の人のスレッドを読んだけど、薬に頼る人が多いみたいですね。
精神安定剤みたいなものなのかな。

たぶん、ココロが打たれ弱いだけの人種なんだろうな。

緊張しない人なんていない、って言うけど、その緊張が他人にわからないなら、それはあがり症じゃない。
緊張しても人にわからない術があるならば本当に教えてほしい。


最後に。
全国の教育者のかた。
授業中に生徒に教科書を読ませるという時間の無駄、そして教師としての怠惰を是非やめていただきたく存じます。


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